deep guide / split
split GGUFファイルの扱い|シャードの意味と不足時の対処
大きなモデルは 00001-of-00003.gguf のように複数のシャードに分割されて配布されます。
全シャードが揃わないとロードできないため、扱い方とトラブルを解説します。
シャード命名
分割ファイルは model-00001-of-00003.gguf のように、
5桁の連番(00001)と全数(00003) を含む名前になります。この例では「全3分割の1番目」を意味します。
.gguf です。
「1つの .gguf だけあればよい」わけではなく、全シャードが必要です。
全ファイルが必要な理由
分割は「配布・保存の都合」で行われますが、モデル本体は1つの連続した重みとして扱われます。
そのためruntimeは全シャードを1組として読み込みます。1つでも欠けると、重みが途切れてエラーになります。
手作業でbyte列を連結するのではなく、runtimeまたは公式のgguf-splitに扱わせます。
不足時のトラブル
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| ロードエラー | シャード欠け | 全シャードを再ダウンロード |
| 一部しかない | ダウンロード中断 | 配布元で完全なセットを確認 |
| 順番がバラバラ | 手動リネーム | 元の命名を維持(連番はそのまま) |
ファイルを手動でリネーム・結合するのは推奨しません。ツールが期待する命名を保ちます。
ファイル名だけでなく、GGUF metadataのsplit.no、split.count、
split.tensors.countも分割セットの確認材料です。番号の基準はmetadataと表示名で異なり得るため、
自分で採番し直さず配布時の名前を維持します。
LM Studio での取得
LM Studio でモデルを選んでダウンロードする場合、分割ファイルもまとめて取得されるのが一般的です。 手動でファイルを持ち込む場合は、全シャードを同じフォルダに揃えることを確認します (ダウンロード手順)。
配布ページのfiles一覧で全数と各ファイルサイズを先に確認し、取得後のファイル数・合計サイズと照合します。 同名モデルでもrevisionをまたいでシャードを混ぜないでください。runtimeが先頭シャードから残りを自動検出する場合も、 全ファイルが同じdirectoryにあり、元の連番を保っていることが前提です。
llama.cpp の split / merge(概要)
llama.cpp には gguf-split というツールがあり、ファイルの分割(split)や結合(merge)ができます。
具体的なフラグ(--split / --merge / --keep-split 等)はバージョンで変わるため、
使用する llama.cpp の README を確認してください。
checksum の役割
配布元が checksum(ハッシュ値)を公開している場合、各シャードが正しくダウンロードされたか確認できます。 checksum は 同一性の検証には有効ですが、中身の「品質」を保証するものではありません。
- 全ファイルを同じpublisher・repository・revisionから取得する。
00001から表示された全数まで欠番がないことを確認する。- 配布元がchecksumを出している場合は、各シャードを個別に照合する。
- checksum一致をpublisherの信頼性やモデル挙動の安全証明とは扱わない。
ファイル名デコーダーとの連携
ファイル名の 00001-of-00003 のような部分は、ファイル名デコーダー
で「分割番号」として推定できます。ただし「リポジトリ固有の表記」の可能性もあるため、断定はしません。
更新履歴:2026-08-31 5桁命名、split metadata、同一revisionとchecksumの照合手順を追加。